苗字の由来を、無駄なく、調べる方法をご紹介します。
1.インターネットのデータベースを使う
まずは、気軽に調べられる専門サイトを使って、自分の苗字がどこに多く、どんな由来があるのかを調べてみましょう。
●「名字由来net」
日本最大級の苗字データベースです。
全国に何人くらいいるのか、どの都道府県に多いのか、
地名や武士の名前との関係などを、すぐに知ることができます。
●「日本姓氏語源辞典」
苗字の言葉としての成り立ちに注目した辞典です。
地名から生まれたもの、川や山などの地形がもとになったもの、仕事の名前から生まれたものなど、分かりやすく分類されています。
2.図書館で「姓氏辞典」を調べる
インターネットは便利ですが、より正確でくわしい情報を知りたいときは、図書館にある辞典がとても役に立ちます。
●『姓氏家系大辞典』(太田亮 著)
苗字研究の基本となる有名な辞典です。
『古事記』や『日本書紀』、江戸時代の記録など、多くの資料をもとに説明されています。
●『角川日本姓氏歴史人物大辞典』
都道府県ごとにまとめられた辞典です。その地域で、どのような苗字が、どのように広がったのかが分かります。
3.「地理」と「歴史」をあわせて考える
苗字の約8割は地名がもとになっていると言われています。
本貫(ほんがん)の地を調べるその苗字が多い地域や、古いお寺・神社がある場所を探してみましょう。
「〇〇という村の名前から〇〇氏が生まれた」という例は、とても多くあります。
●地形から考える
はっきりした地名が分からなくても、
「山崎(山のふもと)」「渡辺(川の渡し場の近く)」のように、
先祖が住んでいた場所の様子が苗字になっている場合もあります。
4.家紋(かもん)や過去帳(かこちょう)を調べる
苗字だけでなく、家に伝わる印や記録も大切な手がかりになります。
●家紋を調べる
同じ苗字でも、家紋が違えば、先祖が別の家系であることがあります。
家紋から、仕えていた武将や、本家・分家の関係が分かることもあります。
●お寺の過去帳やお墓
先祖のお墓や菩提寺の過去帳を調べると、
江戸時代の中ごろ以降の先祖の名前が分かることがあります。
5.公的な書類(除籍謄本)を取り寄せる
最も確実に、自分の家の歴史を知る方法です。
役所で「除籍謄本(じょせきとうほん)」を、できるだけ古いものまで請求します。
現在の制度では、幕末から明治初期に生きていた先祖までさかのぼれます。
そこから、先祖がどの土地から移り住んできたのかが分かり、苗字の由来に、より近づくことができます。
