小中学生が家系図作りで学ぶことには、大きく3つのよい点があります。
1.歴史を「自分のこと」として考えられる
教科書に出てくる出来事は、どこか遠い昔の話に感じてしまいがちです。
でも、家系図を通して考えると、歴史はぐっと身近になります。
たとえば、「おじいちゃんが生まれたころ、日本はどんな時代だったの?」
「戦争中、家族はどこで何をしていたの?」
と考えてみると、歴史が自分の家族とつながっていることに気づきます。
つまり「明治・大正・昭和」という時代の流れが、家族の物語として具体的に見えてきたり、昔の仕事や家族の人数を知ることで、社会がどう変わってきたかがわかるようになります。
祖父母に昔の話を聞くことはとても興味深いことです。
こうして、歴史が「覚えるもの」から「感じるもの」に変わります。
さらに、現在の家族のことを記録すれば、子孫に対する貴重なメッセージとなります。
2.自分を知り、自信につながる(自己理解)
「自分はどこから来たのか」を知ることは、とても大切です。
完成した家系図を眺めると、両親が2人、祖父母が4人、曾祖父母が8人……と、どんどん人数が増えていくのがわかります。
その中の一人でも欠けていたら、今の自分は生まれていません。
この事実に気づくと、「自分の命はたくさんの人につながっているんだ」と実感できます。
また、違う地域に住んでいた先祖を知ることで、自分の中にもいろいろなルーツがあることがわかります。
それは、他の人の背景を大切にする心にもつながります。
3.話す力が伸びる(探究学習)
出来上がった家系図をもとに祖父母や親せきにインタビューするのは、とても面白いことです。
「いつ?」「どこで?」「何をしていたの?」と質問を考えたり、古い写真や手紙を見せてもらい
昔の話を聞いて、さらに記録することは探求学習として有意義なことです。
できれば、「家系図ノート」を作ってみるのもお勧めです。
以上が小中学生が家系図作りから得られるメリットです。
