片喰とは
片喰は、道ばたやお庭によく生えている草です。
ハートの形をした葉っぱが、3枚くっついているのが特徴です。
実はこの草、とても生命力が強いんです。
一度生えると、なかなかなくならず、どんどん増えていきます。
そのため昔の人は、
「家がずっと続きますように」とか「子どもや孫がたくさん増えますように」という願いをこめて、家紋にしました。
また、夜になると葉っぱが閉じる様子が「横が欠けたように見える」ことから「片喰(かたばみ)」という名前になったとも言われています。
片喰紋はいつから使われだしたのか?
片喰の家紋は、とても古く、平安時代にはもう使われていました。
最初は、貴族が使っていました。
そのあと武士の時代になると、「強くて、よく増える」という意味が大切にされ、たくさんの武士たちが使うようになりました。
そして片喰は、日本を代表する五大家紋の藤・桐・鷹の羽・木瓜・片喰のひとつに数えられるほど有名になりました。

丸に片喰
剣片喰(けんかたばみ)とは?
片喰の家紋には、いろいろな形がありますがその中でも有名なのが「剣片喰(けんかたばみ)」です。
これは、3枚の葉の間に剣(つるぎ)の形が入っているデザインです。
ふつうの片喰が「家が栄えますように」という意味なのに対して、剣片喰には、「家を守る」、「悪いものを追いはらう」、「武士としての強さ」という意味がこめられています。
やさしさの中に、強さもあるという家紋です。

丸に剣片喰
片喰を使っていた有名人
酒井氏
徳川家康を支えた大切な家臣で、「丸に片喰」を使っていました。
長宗我部元親
四国を治めた武将で、「七つ片喰」という特別な紋を使っていました。
宇喜多秀家
戦国時代の大名で、片喰紋を家のしるしにしていました。
今でも、お墓やお祝いごとのときに片喰の家紋を見ることがよくあります。
https://www.youtube.com/watch?v=ZEM7ogQ_T-c
