家紋「違い鷹の羽(ちがいたかのは)」について説明いたします。
1.鷹の羽の由来と意味
鷹(たか)は、昔から強くてかしこい鳥として大切にされてきました。
遠くまでよく見える目や、えものをとらえる勇ましい姿から、強さや勇気のしるしと考えられていました。
昔の武士たちは、鷹を使った「鷹狩り」を楽しみました。そのため、鷹の羽は武士の身分や誇りをあらわすものでもありました。
また、羽は字を書く「羽ペン」にも使われることから、
武道だけでなく、学問も大切にする「文武両道(ぶんぶりょうどう)」を願う意味もこめられています。
2.デザインのちがい
鷹の羽の家紋は、羽の形や並べ方によっていくつかの種類があります。
並び鷹の羽:
二本の羽を、まっすぐ並べた形です。
違い鷹の羽:
二本の羽を「×(ばってん)」の形に交差させたデザインです。
とくに「違い鷹の羽」は、阿蘇神社(あそじんじゃ)の神さまの家紋として有名で、そこから多くの武士に広まりました。
3.この家紋を使った人たち
この家紋を使っていた人の中で有名なのは、
忠臣蔵で知られる浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)と浅野家です。
ほかにも、熊本の菊池氏や、幕末の人物である勝海舟も使っていました。
4.なぜ広まったのか
「違い鷹の羽」は、今では日本五大紋の一つといわれるほど、よく見られる家紋です。
その理由は、
江戸時代に多くの武士が使ったことや阿蘇神社への信仰といっしょに、九州から全国へ広がったこと
が関係していると考えられています。

丸に違い鷹の羽
https://www.youtube.com/watch?v=ZEM7ogQ_T-c
