家系図を作成することは、ご先祖様の生きた時代やその背景にある歴史を学ぶための貴重な機会となります。

 

家系図を通じて、ご自身のルーツを知るだけでなく、歴史の一部を直接感じることができるのです。

たとえば、先日作成した家系図の中に、ご先祖様に関する興味深い記述がありました。

それは、「明治37年(1904年)、清国三鬼石付近で戦死」と記されていたものです。

 

この記述を見て、当初はどの戦争の時期か分かりませんでしたが、年代を調べてみたところ、ご先祖様が日清戦争ではなく、日露戦争において戦死されたことが分かりました。

 

このような具体的な記録は、ご家族の歴史を深く理解するきっかけとなるだけでなく、その時代の社会情勢や出来事にも目を向ける契機となります。

家系図は、単なる血縁関係を示す図表ではありません。

 

それは、ご先祖様一人ひとりがどのような時代に、どのような人生を歩んだのかを学ぶための鍵であり、歴史とのつながりを実感させてくれるものです。特に、血のつながりを感じながら、その時代の出来事を学ぶことは、書物や授業では得られないような感動や発見をもたらしてくれます。

このようにして作られる家系図は、単なる家族の記録としてだけでなく、歴史や文化を理解し、未来の世代へと伝えるための大切な遺産となるでしょう。

是非、家系図を作成されることをお勧めします。

 

日露戦争当時の兵士の比較

 

https://www.youtube.com/watch?v=gR56lOuMd7A

更新:2024年12月26日