家系図の作り方には、「こうしなければならない」という決まりは特にありません。

しかし、今まで家系図作成のお仕事をしてきた経験から、少し問題があるのではないかと思える家系図にいくつか出会いました。

今回は、そうした家系図の例を紹介させていただきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

家系図を作成する際に役立つ戸籍ですが、これは基本的に「直系」の人々に限られます。

具体的には、父母・祖父母・曽祖父母・高祖父母などが含まれます。もちろん、自分の子供や孫も含まれますので、彼らの戸籍も取得できます。

しかし、結婚後の叔父や伯母、従兄弟や兄弟などは「傍系」にあたりますので、彼らの戸籍は取得できません。

戸籍を取得するためには、本人またはその直系の方の同意(具体的には委任状)が必要です。

このため、戸籍の取得に慣れていないと、直系でも取得できる戸籍の取得漏れ(調査漏れ)が発生することがあります。

取得漏れを防ぐためには、以下の方法が有効です。

まず、戸籍の前後関係を細かく読み解くことが重要です。

例えば、「前の戸主は誰か?」、「どこから転籍してきたか?」、「除籍の原因は何か?」、「直系尊属の死亡日の記載があるか?」などをチェックすることで、取得漏れを防ぐことができます。

これらのポイントを押さえることで、正確で詳細な家系図を作成することが可能になります。

家系図は一度作ると、家族の歴史を後世に伝える重要な資料となりますので、ぜひ丁寧に作成してみてください。

 

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更新:2024年06月05日