幸せ家系図では、ツリー型家系図に「家紋」をお入れしております。
本日家系図作成が仕上がったお客様の家紋は、橘紋の中でも代表的な「丸に橘」でした。
橘紋の起源は、奈良時代に元明天皇が女官であった三千代に「橘」の姓を与えたことに由来するとされています。橘紋は橘氏だけでなく、他の氏族にも広く使われており、藤原氏もその一つです。
井伊氏では、先祖の共保(ともやす)が井戸から現れた際、井桁に橘の実があったことから「井桁に橘」が家紋となりました。
また、井伊直弼は水戸藩の恨みを買い、3月3日に桜田門外で暗殺されたことから、以下のような詩が当時流行したと言われています。
「桃の日に葵橘あらそひて紅葉を散らす桜田のゆき」
この詩は、桃の日に、水戸藩(葵の家紋)と井伊家(橘の家紋)が争い、その結果、紅葉のように血が散ったことを表現しています。
日蓮宗でも「井桁に橘」を用いていますが、井伊氏と同じく藤原氏良門竜だからだそうです。
更新:2024年08月27日