墓石から先祖をたどる方法について説明します。

1.墓石から分かる情報

まずは、墓石に刻まれている文字をていねいに書き写すか、写真を撮ることから始めましょう。

戒名(かいみょう)・法名(ほうみょう)
亡くなったあとに仏教で付けられる名前です。

没年月日
亡くなった日付です。この日付を手がかりに、あとで「過去帳」を調べることができます。

俗名(ぞくみょう)
生きていたときの本名です。戸籍と照らし合わせるときの大きなヒントになります。

享年・行年
亡くなったときの年齢です。ここから逆算すると、生まれた年が分かります。

家紋
一族のしるしです。名字だけでは分かりにくい家のつながりや、先祖の立場を考える手がかりになります。

建立者名
お墓を建てた人の名前です。当時の家の中心人物であることが多く、世代のつながりを知るヒントになります。

 

2.墓石調査の進め方


ステップ1:古い墓石を探す

新しいお墓の近くや後ろに、小さくて古い墓石が並んでいることがあります。
これらは江戸時代から明治初めごろの先祖である可能性があります。

文字が読みづらいときは、

水で少しぬらす

懐中電灯で横から光を当てる

と、文字が見えやすくなることがあります。

 

ステップ2:刻まれた文字を記録する墓石の前・横・後ろすべてを確認し、ノートに書くか写真を撮る。

特に側面や背面には、命日や建立者の名前が刻まれていることが多いので要注意です。

 

ステップ3:お寺で「過去帳」を調べる

お墓がお寺にある場合、そのお寺には**「過去帳(かこちょう)」**という記録帳が残されていることがあります。
墓石の戒名や命日を伝えて、
「この方より前の記録はありますか」
と住職に相談してみましょう。

※過去帳はとても大切な個人情報です。
檀家(だんか)であることや親族であることを伝え、礼儀を守ってお願いしましょう。

 

ステップ4:戸籍と照らし合わせる

墓石で分かった俗名や没年月日を、役所で取得した除籍謄本と比べます。
戸籍は明治時代までしかさかのぼれませんが、墓石の情報とつながれば、さらに昔の先祖へ調査を広げることができます。

 

3.調査をうまく進めるコツ

拓本(たくほん)をとる
文字がどうしても読めない場合、紙と墨で写し取る方法があります。必ずお寺の許可を取りましょう。

 

同じ名字の墓を見る
同じ墓地に同じ名字の古い墓が多い場合、親戚関係の可能性があります。

 

地名に注目する
「〇〇村出身」などの文字が刻まれていることがあります。これは先祖の出身地を知る大切な手がかりです。

 

是非挑戦してください。

更新:2026年01月21日