苗字の由来を、効率よく、しかもくわしく調べる方法を紹介します。
1.インターネットのデータベースを使う
まずは、気軽に調べられる専門サイトで、自分の苗字がどこに多く、どんな由来があるのかを知りましょう。
「名字由来net」
日本最大級の苗字データベースです。
全国に何人いるか、どの都道府県に多いか、地名や武士の名前との関係などを、すぐに調べることができます。
「日本姓氏語源辞典」
苗字の言葉としての成り立ちに注目した辞典です。
地名から来たもの、川や山などの地形から来たもの、仕事の名前から生まれたものなど、くわしく分類されています。
2.図書館で「姓氏辞典」を調べる
インターネットは便利ですが、より正確で詳しい情報を知りたいときは、図書館の辞典が役立ちます。
『姓氏家系大辞典』(太田亮 著)
苗字研究の基本となる有名な辞典です。
古事記や日本書紀、江戸時代の記録など、多くの資料をもとに説明されています。
『角川日本姓氏歴史人物大辞典』
都道府県ごとに作られている辞典です。
その地域で、どんな苗字がどのように広がったのかが分かります。
3.「地理」と「歴史」をあわせて考える
苗字の約8割は地名がもとになっていると言われています。
本籍地を調べる
その苗字が多い地域や、古いお寺・神社がある場所を探します。
「〇〇という村の名前から〇〇氏が生まれた」という例はとても多いです。
地形から考える
はっきりした地名が分からない場合でも、
「山崎(山のふもと)」「渡辺(川の渡し場の近く)」のように、
先祖が住んでいた場所の様子が苗字になっていることがあります。
4.家紋(かもん)や過去帳(かこちょう)を調べる
苗字だけでなく、家に伝わる印や記録も大切なヒントになります。
家紋を調べる
同じ苗字でも、家紋が違えば、先祖が別の家系であることもあります。
家紋から、仕えていた武将や本家・分家の関係が分かることがあります。
お寺の過去帳やお墓
先祖のお墓や菩提寺の過去帳を調べると、
江戸時代の中ごろから後の先祖の名前が分かることがあります。
5.公的な書類(除籍謄本)を取り寄せる
最も確実に、自分の家の歴史を知る方法です。
役所で「除籍謄本(じょせきとうほん)」を、できるだけ古いものまで請求します。
現在の制度では、幕末から明治初期に生きていた先祖まで調べることができます。
そこから、先祖がどの土地から移り住んできたのかが分かり、苗字の由来に近づくことができます。
