ご先祖様が樺太から北海道へ転籍された、お客様の件です。

 

樺太の地図

樺太の地図

 

樺太の戸籍は、6か所に限って外務省で保管されています。

残念ながら今回のご先祖様は、「真岡郡」でしたので対象外でした。

 

 

以下、樺太に関する外務省の説明をわかりやすく紹介しました。

 

 

「外務省では、昔、樺太にあった6つの村の「戸籍簿」や「除籍簿」の原本を保管しています。

これらの戸籍簿などは、戦争が終わるときに現地から日本に持ち帰られました。

その後、「樺太庁残務整理事務所」や、その仕事を引きついだ外務省の「外地整理室」に届けられました。

ただし、これらの戸籍簿は、現在の戸籍法にある正式な戸籍簿ではなく、あくまで行政文書として外務省が保管しているものです。

これらの資料については、簡単な手続きで閲覧を申しこむことができますが、外務省は戸籍の仕事をしているわけではありません。あくまで「保管している文書」を、必要な人に見せているだけです。

もしおたずねの資料が保管されていない場合には、そのことをお伝えします。ただし、それは「外務省では持っていない」というだけで、「その戸籍がなくなった」と証明するものではありません。

【保管されている村と冊数】

  • 大泊郡知床村:戸籍簿15冊、除籍簿3冊
  • 大泊郡富内村:戸籍簿1冊
  • 大泊郡遠淵村:戸籍簿4冊
  • 敷香郡内路村:戸籍簿9冊
  • 敷香郡散江村:戸籍簿4冊
  • 元泊郡元泊村:戸籍簿8冊

これらの6つの村では、戦争が終わったときに戸籍の仕事がとまってしまい、戸籍簿や除籍簿はその時点で現地から持ち出されたものです。そのため、戦争が終わったあとの結婚や出生(しゅっしょう)、本州などへの引っ越し(転籍)については、これらの戸籍には書かれていません。

また、これらの樺太の戸籍簿には戸籍法は使われないため、今の戸籍と同じような申し込みはできません。

なお、上に書かれた6つの村以外の樺太の市町村については、戸籍簿などが日本に持ち帰られたかどうか、外務省ではわかっていません。」

旧樺太戸籍原本に関する紹介について

 

https://youtu.be/ZEM7ogQ_T-c

 

 

 

 

更新:2025年06月18日