土曜日の朝、テレビ番組「旅サラダ」を見ていたら、キトラ古墳に描かれている天文図について紹介していました。その天文図には、なんと「オリオン座」が描かれているそうです。
この天文図は約1300年前に作られたもので、とても貴重なものです。1300年も昔に、人々が夜空を観察し、それを古墳に記録していたなんて、本当にすごいことだと思いました。
次の日曜日、朝の5時を少し過ぎた頃に散歩に出かけました。
冬の朝はまだ暗くて、特にこの日は新月だったので月明かりがなく、星がとてもよく見えました。空には雲一つなく、透き通った夜空が広がっていました。
西の空には「木星」がキラキラと輝いていて、もちろん「オリオン座」もとてもはっきりと見えました。私はその光景を見ながら、キトラ古墳の天文図を思い出しました。
今から1300年前の人たちも、私と同じようにオリオン座を見上げていたのかなと想像すると、なんだか感動しました。
私の住んでいる町から飛鳥村までの距離は12キロくらいです。
それほど遠くない場所で、何世紀も前の人々が同じ星空を見上げていたと思うと、自然の偉大さを改めて感じました。
そして、星空や自然は、どれだけ時代が変わっても、同じようにそこにあり続けているんだなと思いました。
この日の朝の散歩は、寒かったけれど、とても心が温かくなるような特別な時間でした。
https://www.youtube.com/watch?v=gR56lOuMd7A